打撃工法

ディーゼルハンマ又は油圧ハンマなどにより既製くいを所定の深さまで打ち込む工法です。この打撃工法には主に2種類あります。一つは、プレボーリング併用打撃工法と呼ばれ、ある程度の深さまでアースオーガで掘削し、そこから既製くいを打ち込んでいく工法と、もう一つは最初から油圧ハンマを使用して所定の深さまで打ち込む打撃工法となります。

工法(1)の手順 〜プレボーリング併用打撃工法〜

打撃工法

(1)杭打機本体に装備されたアースオーガの鉛直度を確認する。 アースオーガで地盤を掘削し、所定の深度までの掘削を終了した後、アースオーガを引き上げる。

打撃工法

(2)掘削孔に杭を建て込んだ後、ハンマにより打撃を行う。 杭先端を支持層に貫入させた後、ハンマの落下高・打撃貫入量及びリバウンド量を測定し、鉛直支持力を確認して打ち止める。

工法(2)の手順 〜打撃工法(油圧ハンマ使用)〜

打撃工法

(1)杭を建て込み、クッションを入れたキャップを杭頭にかぶせた後、杭心に杭をセットし、鉛直度を直角2方向より確認する。 油圧ハンマを落下させて杭を打設する。

打撃工法

(2)杭先端が支持層に達したと判断できる時に、ハンマの落下高・打撃貫入量・リバウンド量を測定し、鉛直支持力を確認して打ち止めとする。