ST-F.Ⅰ.工法
ST-F.1工法は、基礎くい施工に伴う、騒音、振動、さらには排土、泥水などの建設公害に対処し、かつ施工が容易で施工効率が良く、支持力の大きい既製くいの埋込工法です。
ST-F.1工法は、拡大ヘッド及び撹拌翼A、B又はCを持つ、F.1.ロッドを使用し、その先端より注水しながらプレーボーリングを行い、施工地盤を泥土化させ、安定した掘削孔を造成します。さらに、所定の支持層を拡大ヘッドによって拡大掘削し、根固め液を注入しながら支持地盤を攪拌し拡大根固め球根を築造します。
次にロッドを引き上げながら、周辺固定液を掘削孔に充填します。この掘削孔へ開放型の既製くいを沈設し、拡大根固め球根部にくいを定着させ、くいと地盤の一体化により支持力を発現させる工法です。